【質問】個人事業主から法人事業主への業の移管について

【質問】

産業廃棄物収集運搬業の新規許可申請を法人にて行っている事業者がある。当会社の代表取締役個人事業主として産業廃棄物の収集運搬業の許可を有している。法人の新規許可申請において、使用予定の事業の用に供する施設の使用権限が代表取締役の個人名義であり、その施設は個人事業主として有している許可の施設として利用されている。

個人事業主の許可と新規の法人許可を継続して業を行いたい。

【回答】

法人が新規許可を取得した日より個人の使用している事業の用に供する施設の使用権限を、個人から法人へ与える旨の覚書を提出させる。併せて貸与開始年月日を空欄にした使用承諾書を提出させるものとする。

許可証を交付する際に、新規許可日と同日の貸与開始年月日を完備した使用承諾書を提出させる。また、個人事業主は新たな事業の用に供する施設を使用する旨の変更届出を提出するか、廃止届出を同日付で提出させる。

【理由】

事業を個人事業主から法人へ引き継ぐ為に、法人として新規許可申請を取得するものである。通常の申請では、事業の用に供する施設の使用権限を完備することが必要となるが、個人から法人へ事業を中断することなく、業許可取得したいとする場合、法人許可が下りるまで個人が使用権原を有していなければならない。

その改善策として、覚書にて対応する。